
【高知店】8月度 市況レポート
高知城、20年かけ耐震化 矢狭間塀や黒鉄門などを解体修理、
天守や追手門の屋根ふき替え 県が基本計画を作成
高知城の耐震化に向けた基本計画を、県が作成した。本丸を囲む矢狭間塀や黒鉄門などを解体修理し、天守や追手門の屋根をふき替える。来年度に耐震診断を始め、修理と耐震補強の完了は2046年度を見込む。16年4月の熊本地震で甚大な被害を受けた熊本城(熊本市)は、今年7月の地震で再び被災。高知城も南海トラフ地震で最大震度7の揺れが想定され、県歴史文化財課は「損傷している箇所は特に揺れの影響を受けやすい。対策を進めたい」としている。
現在の高知城は1727年の享保の大火後に再建された。太平洋戦争や1946年の昭和南海地震を経て大規模な修理がなされたものの、天守と御殿(現懐徳館)など本丸の建築物は国内で唯一、江戸時代の姿で残っているとされる。国の重要文化財で、年間31万人(25年度)が訪れる観光地でもある。
県は老朽化や熊本城の被災などを踏まえ、24年度から専門業者に調査を委託。その結果、追手門のほか、本丸の黒鉄門や隣接する納戸蔵、矢狭間塀の状態が悪いことが分かった。
基本計画では27年度から耐震診断、補強案の策定、実施設計などを行う。その後、追手門エリア(30~33年度)▽本丸南エリア(34~42年度)▽本丸北エリア(43~46年度)―の3期に分けて保存修理と耐震補強を実施。矢狭間塀はいったん解体した上で組み直し、黒鉄門や納戸蔵も半解体以上の修理になるという。
一方、県は18年度から、石垣の凹凸などを記録する「カルテ」作りを進め、本丸周辺は8割方が完成したという。本丸や追手門周辺の石垣は本年度中に補修の予備診断を終えたい考え。文化財的な価値がある石垣もあり、有識者の意見も聞きながら、解体修理の有無も含めた具体的な内容を詰めていくという。二の丸、三の丸の石垣は今後、カルテ作りに着手する。
熊本地震からの復旧作業を進めていた熊本城では、7月の地震で石垣の一部が崩落し、天守にもひびが入った。同課は「被害の詳細が分からず、今のところ高知城の計画に変更はない」と説明。「観光客への影響が極力出ないよう工事を進めたい」としている。(村上和陽)
※高知新聞PLUSから「高知城、20年かけ耐震化 矢狭間塀や黒鉄門などを解体修理、天守や追手門の屋根ふき替え 県が基本計画を作成」より引用
【まとめ】
現在、高知城では南海トラフ地震を見据えた耐震化への取り組みが進められています。
地震への備えは、建物の耐震化だけでなく、「これからも今の住まいに住み続けるのか」「より安心できる住まいへ住み替えるのか」を考えるきっかけにもなります。将来的なご自宅の住み替えについてお悩みの方は、ぜひお気軽に当社へご相談ください。