【8月度】高松店市況レポート
「令和6年8月 香川県の中古マンション取引件数」
<取引件数の減少続く>
自社における、令和6年8月の香川県内での中古マンションの取引件数は8件と、前月の11件よりも減少し、また前年と比較しても取引件数が少ない傾向が続いています。不動産市場の低迷が続いており、上記取引件数の減少にも大きな影響を及ぼしていると考えられます。
香川県の不動産市場が低迷している原因には、以下のような要因が考えられます。
1.人口減少と少子高齢化: 香川県は他の地方都市と同様に、人口減少と少子高齢化が進んでいます。特に若年層の都市部への流出が顕著であり、地域全体の住宅需要が減少しています。これにより、不動産市場全体の取引が低迷している状況です。
2.経済環境の不透明さ: 日本全体で経済環境が不透明であることが、住宅購入 意欲に影響を与えています。特にコロナ禍後の経済回復が遅れていることや、物価上昇に伴う生活コストの増加が消費者心理に影響を与えています。
この結果、住宅購入に慎重な姿勢をとる人が増えている可能性があります(OHK 岡山放送)(公示地価マップ)。
3.金利上昇の影響: 近年の金利上昇も、住宅ローンを利用する購入者にとって大きな負担となっています。これにより、特に若年層や初めて住宅を購入する層にとって、不動産購入が難しくなり、市場の停滞を招いています(TochiNoKachi)。
4.新築マンションの供給過多: 近年、新築マンションの供給が増加し、中古マンション市場に対する競争が激化しています。新築物件の増加により、中古マンションの価格が下落し、取引が停滞しているケースも見受けられます(RETPC)。
上記の中でも、特に人口減少と少子高齢化の問題は大きく、これによる住宅需要の減少によって不動産売却が長期化する事例も多くあります。
売却の意思が固まっている方だけでなく、まだ検討中であるという方も、ぜひお気軽にお問い合わせください。