松山市 地価調査について
令和6年の「地価調査」が公表され、松山市などではコロナ禍からの回復傾向が見られたものの県内の地価の平均は32年連続で下落した。一方、県内で上昇率が最も高かったのはJR松山駅周辺の地点で、9月末にオープンした駅の開業に伴う再開発への期待感が出ています。
「地価調査」とは土地取引の目安にするため、各都道府県が毎年7月1日時点で土地の価格を調べたもので、県内では410地点が対象です。県内の調査地点のうち最高価格は商業地は「松山市大街道2丁目」の1平方メートルあたり85万2000円、住宅地は「松山市持田町4丁目」の1平方メートルあたり24万円でした。
一方、上昇率が最も高かったのは商業地は「松山市宮田町」のプラス1.7%、住宅地は「松山市南江戸3丁目」のプラス1.9%でした。今月9月29日にオープンしたJR松山駅の新駅の開業に伴う周辺の再開発計画への期待感が背景にあり、線路の高架への切り替えで8か所の踏み切りがなくなり渋滞の緩和が見込めることなどで駅の西側、東側ともに幅広い地点で地価が上昇しています。