【8月度】福岡店 市況レポート
福岡県不動産市況レポート 2024年8月29日
2024年7月 福岡県の中古住宅成約状況
ここでは、「西日本レインズ」のサマリーレポートを参考にレポートをまとめました。
前年比で戸建・マンションともに件数増・価格上昇
○中古戸建住宅
成約件数は166件で前年比プラス13.4%の2ケタ増となり、6ヶ月連続で前年同月を上回った。平均成約価格は2,121万円と前年比で5.0%上昇し、7ヶ月連続で前年同月を上回った。土地面積は227.1㎡と前年比で1.1%縮小し、10ヶ月連続で前年同月を下回った。建物面積は115.5㎡と前年比で1.8%拡大し、3ヶ月連続で前年同月を上回った。
○中古マンション
成約件数は330件で前年比プラス14.7%の2ケタ増となり、12ヶ月連続で前年同月を上回った。平均成約㎡単価は38.1万円で前年比プラス12.6%の2ケタ上昇となり、20年12月から44ヶ月連続で前年同月を上回った。成約価格は2,481万円で前年比プラス11.5%の2ケタ上昇となり、13ヶ月連続で前年同月を上回った。専有面積は65.1㎡と前年比で1.0%縮小し、6ヶ月ぶりに前年同月を下回った。
7月の重要トピックといたしましては7月31日に発表された日銀の政策金利の追加利上げかと思います。
利上げにより、住宅ローンの変動金利は、0.15%ほど引き上げられると考えられます。そして、今年中にさらなる利上げの可能性も示唆されている状況です。
〇まとめ
一戸建て・マンションともに、物件価格は依然として高値で推移している状況です。
売却を検討中の方は高値の今がおすすめです。
また購入を検討中の方は様子見をするのではなく、早めに物件を購入して、低金利であるうちに住宅ローンを組み、残債を減らしていく方が得策でしょう。
ただし、将来的なマンション価格の値下がりリスクを抑えるためには、資産価値を考慮した物件選びが大切です。
今後も景気の先行指標となる高額物件売買の動向を注視していく必要があるでしょう。