【6月度】広島店 市況レポート
穴吹不動産流通株式会社 広島店 市況レポート
<2025年6月>
~土地・戸建て・マンションの取引動向と価格推移~
【市場全体の概況】
2025年6月の広島市の不動産市況は、広島市中心部や新しく生まれ変わった広島駅周辺の再開発事業などを背景に、地価の上昇が続いており、中古住宅などのニーズも高まっています。一方で、買い手の物件選びについても、「駅近」「利便性」「リフォーム済み」など、ニーズに合致した物件が早期に成約する傾向にあります。
■ 取引状況と価格推移
〇中古戸建
成約件数は80件で前年比プラス15.5%と、4ヶ月ぶりに増加しています。平均成約価格は1,797万円で前年比でマイナス10.8%と下落しています。広い敷地や駐車場台数の多い物件や、広島市内中心部へのアクセスのよい立地、築年数が浅い物件やリフォーム済みの物件はニーズが高い傾向にあるようです。
〇土地
住宅地では広島市中心部へのアクセスや、生活利便性に優れた平地で地価の上昇が続いています。
商業地ではJR広島駅を含む周辺の再開発事業エリアや、JR西広島駅周辺での再開発事業などを背景に、特に地価の上昇率が高いエリアもある状況です。
〇中古マンション
成約件数は101件で前年比プラス9.8%と増加しています。平均成約㎡単価は36.5万円で前年比プラス1.5%、成約価格は2,662万円で前年比プラス0.5%とほぼ横ばいではありますが、双方とも23年6月から 24ヶ月連続で上昇したしています。中心部への利便性の高い物件は依然として人気が高い傾向にあります。
【まとめ】
地価の上昇は、資産価値を高めますが、固定資産税等の負担も増えます。空き地や空き家のまま放置をしてしまうと、文字通り「負動産」となってしまうため、有効活用や売却などを考えていく必要があります。
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