【7月度】鹿児島店 市況レポート
2024年7月26日
穴吹不動産流通(株)鹿児島店
「市況レポート(2024年7月)」
【鹿児島県の路線価、九州で唯一下落…県内最高額は鹿児島市東千石町・天文館電車通り92万円】
(※読売新聞より引用)
熊本国税局は1日、2024年分の鹿児島県内の路線価(1月1日現在)を発表した。路に面した1平方メートル当たりの評価額で、相続税や贈与税の課税基準となる。前年と比較した県全体の平均変動率はマイナス0.7%で、32年連続で下落した。九州7県で唯一の下落となり、下げ幅も0.5ポイント拡大した。都市部では新型コロナ後の経済回復がみられる一方、地方では少子高齢化や過疎化の影響が続いているとみられる。
県内の最高額は、鹿児島市東千石町・天文館電車通りの92万円で、昨年の91万円から1.1%上昇。2年連続の上昇となり、複合商業施設「センテラス天文館」など周辺の再開発の影響が続いているとみられる。一方、税務署別の最高路線価の中で下落率が最大だったのは、志布志市志布志町志布志2、国道220号(2万2000円)のマイナス4.3%だった。
県内の調査対象3643地点のうち、継続調査したのは3612地点。このうち上昇は719地点(前年464地点)と大幅に増加。一方、下落も1077地点(同595地点)とほぼ倍増となった。横ばいは1816地点(同2570地点)
鑑定を担当した鹿児島県不動産鑑定士協会の木下登会長(鹿児島中央鑑定事務所)は「鹿児島市以外でも、奄美や西之表など回復傾向がみられる地域がある一方、南薩や北薩を中心に、少子高齢化の影響を大きく受けている地域も多い。地方の中でも差が生まれている」と指摘している。
【2024年7月日本銀行鹿児島支店 鹿児島県金融経済概況より】
(概要)
鹿児島県の景気は、緩やかに回復している。すなわち、最終需要面をみると、個人消費は、緩やかに回復している。観光は、緩やかに回復している。住宅投資は、弱めの動きとなっている。公共投資は、増加している。生産は、弱めの動きとなっている。企業部門の動向を短観(12月<鹿児島・宮崎両県集計分>)でみると、設備投資は、増加している。雇用・所得環境は、緩やかに改善している。
(各論)
1.個人消費 百貨店・スーパー販売額は、前年を下回った。家電販売額は、前年を
下回って推移している。乗用車新車登録台数(含む軽自動車)は、前年を上回って推移している。2.観光 主要ホテル・旅館宿泊客数は、前年を下回って推移している。主要観光
施設入場者数は、前年を下回った。3.公共投資 公共工事請負金額は、前年を上回って推移している。4.住宅投資 新設住宅着工戸数は、持家を中心に前年を下回った。5.生産 鉱工業生産指数(季節調整済)は、食料品、非鉄金属・金属製品を中心に前月を下回った。6.雇用・所得環境有効求人倍率(季節調整済)は、上昇した。現金給与総額は、前年を上回って推移している。常用労働者数は、前年を上回って推移している。7.物価消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)は、前年を上回って推移している。8.金融面 預金、貸出金とも、前年を上回って推移している。貸出約定平均金利は、前月を上回った。企業倒産件数は、前年を上回った。
【まとめ】
鹿児島県内の路線価は下落傾向ですが、鹿児島市ない中心部においては上昇しております。また、景気は緩やかに持ち直されております。
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