
【7月度】鹿児島店 市況レポート
穴吹不動産流通㈱鹿児島店
「市況レポート(2025年7月)」
【鹿児島県宅地 33年ぶり上昇/2025年路線価】
*南日本新聞記事より引用*
熊本国税局は1日、2025年分の路線価を公表しました。鹿児島県内は、鹿児島市東千石町の天文館電車通りが1平方メートル当たり93万円で最も高い結果となりました。同地点の県内最高は33年連続です。前年より1万円(1.1%)増え3年連続で上昇しました。路線価評定のために価格を調査した標準宅地の評価基準額は、対前年変動率が平均でプラス0.1%となり、33年ぶりに上昇に転じました。
県庁所在地の最高路線価としては前年と同じ全国18位。同市中央町のJR鹿児島中央駅東口電車通りは90万円(前年同額)。
県内11税務署の最高地点は全て前年同様でした。最高路線価は鹿児島、大島、種子島の3署が上昇しました。下落は川内、指宿、知覧の3署で、鹿屋、出水、伊集院、加治木、大隅の5署は横ばいとなりました。下落率が最も大きいのは南さつま市加世田本町の国道270号線で、 マイナス3.3%。
各地の路線価は国税庁ホームページで公開されています。
2025年7月 日本銀行鹿児島支店
鹿児島県金融経済概況より
【概要】
鹿児島県の景気は、緩やかに回復している。 すなわち、最終需要面をみると、個人消費は、緩やかに回復している。観光は、緩やかに回復している。住宅投資は、弱めの動きとなっている。公共投資は、高水準で推移している。 生産は、弱めの動きとなっている。 企業部門の動向を短観(6月<鹿児島・宮崎両県集計分>)でみると、設備投資は、増加している。 雇用・所得環境は、緩やかに改善している。
【各論】
1. 個人消費
百貨店・スーパー販売額は、前年を上回って推移している。家電販売額は、前年を上回った。
乗用車新車登録台数(含む軽自動車)は、前年を上回って推移し ている。
2. 観光
主要ホテル・旅館宿泊客数、主要観光施設入場者数とも、前年を上回って推移している。
3. 公共投資
公共工事請負金額は、前年を上回って推移している。
4. 住宅投資
新設住宅着工戸数は、分譲を中心に前年を下回った。
5. 生産
鉱工業生産指数(季節調整済)は、食料品、汎用・生産用機械を中心に前月を 上回った。
6. 雇用・所得環境
有効求人倍率(季節調整済)は、上昇した。
現金給与総額は、前年を上回って推移している。
常用労働者数は、前年を上回って推移している。
7. 物価
消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)は、前年を上回って推移している
8. 金融面
預金は、前年を上回った。貸出金は、前年を上回って推移している。
貸出約定平均金利は、前月を上回った。
企業倒産件数は、前年を上回った。
【まとめ】
鹿児島県標準宅地の評価基準額は、33年ぶりに上昇に転じました。また、景気は緩やかに回復しています。
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