【9月度】 鹿児島店 市況レポート
2024年9月26日
穴吹不動産流通(株)鹿児島店
「市況レポート(2024年9月)
【基準地価、下落幅縮小続く 鹿児島市内は上昇幅拡大】
※南日本新聞より引用
鹿児島県は17日、7月1日時点の基準地価を発表した。鹿児島市の商業地は変動率の平均が前年比プラス1.0%となり、3年連続の上昇。新型 コロナウイルス禍からの回復で、飲食店が多い天文館地区がプラス0.8%と5年ぶりに上昇に転じた。県全体では、住宅地などを含む「全用途」で33年連続のマイナスとなったが、下落幅は0.2ポイント縮小し1.0%だった。
西之表市は、市内唯一の商業地調査地点である鴨女町がプラス6.8%と2年連続で上がった。県内トップの伸び率で、作業員が増えている馬毛島の自衛隊基地建設工事の影響が大きい。1平方メートル当たりの価格は3万9500円。
天文館の商業地は、コロナ禍で2020年から下落が続いていたが、にぎわいが回復基調にある。西千石町は1.3%、松原町は1.2%、東千石町は1.0%上がった。山之口町は前年と横ばいで、マイナスを脱した。
県内の商業地で最も高かったのは7年連続で「鹿児島市東千石町14の3」(住居表示は14の4)。1平方メートル当たり103万円だった。一方、県平均は8万1600円(前年比600円増)。変動率の平均はマイナス1.0%で下げ幅は0.3ポイント縮小したものの、33年連続のマイナスを記録した。前年と比べて上昇地点は25から31に増え、下落地点は68から63に減った。横ばいは10地点あった。
住宅地の県平均は2万7800円(前年比200円増)で変動率の平均はマイナス1.1%。下げ幅が0.1ポイント減少したものの、27年連続でマイナスだった。
鹿児島市の住宅地は、プラス0.5%で2年連続上がっている。
【2024年9月日本銀行鹿児島支店 鹿児島県金融経済概況より】
【概要】
鹿児島県の景気は、緩やかに回復している。すなわち、最終需要面をみると、個人消費は、緩やかに回復している。観光は、緩やかに回復している。住宅投資は、弱めの動きとなっている。公共投資は、大幅に増加している。生産は、弱めの動きとなっている。企業部門の動向を短観(6月<鹿児島・宮崎両県集計分>)でみると、設備投資は、増加している。雇用・所得環境は、緩やかに改善している。
【各論】
1.個人消費 百貨店・スーパー販売額は、前年を下回った。家電販売額は、前年を上回って推移している。乗用車新車登録台数(含む軽自動車)は、前年を上回った。
2.観光 主要ホテル・旅館宿泊客数は、前年を下回って推移している。主要観光施設入場者数は、前年を上回った。
3.公共投資 公共工事請負金額は、前年を上回った。
4.住宅投資 新設住宅着工戸数は、貸家を中心に前年を下回った。
5.生産 鉱工業生産指数(季節調整済)は、食料品、窯業・土石製品を中心に前月を下回った。
6.雇用・所得環境 有効求人倍率(季節調整済)は、低下した。現金給与総額は、前年を上回って推移している。常用労働者数は、前年を上回って推移している。
7.物価 消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)は、前年を上回って推移している。 8.金融面 預金は、前年を下回った。貸出金は、前年を上回って推移している。貸出約定平均金利は、前月を上回った。企業倒産件数は、前年を下回った。
【まとめ】
鹿児島市の住宅地は2年連続上昇しています。利便性の優れる地域と郊外の土地の価格は大きな二極化が見られます。不動産売買を検討される場合は、実勢価格の変動が激しいため不動産市場の動向に精通した当社にぜひご相談ください。また、鹿児島市は、一人暮らし、ファミリー世帯のほか、定年退職後の移住先としても注目されています。そのため幅広い層からの需要が見込めると思われます。中古マンションのご売却やご購入をお考えであれば、この機会にいかがでしょうか。不動産買取も積極的に行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。