【11月度】鹿児島店 市況レポート
令和6年11月25日
穴吹不動産流通(株)鹿児島店
「市況レポート(2024年11月)」
【戦火免れ昭和初期の建築様式伝える県教育会館、
保存かなわず来年9月解体へ マンション分譲手掛ける県外企業へ売却】
※南日本新聞より引用
鹿児島市山下町に昭和初期に建てられた鉄筋コンクリート建築物「鹿児島県教育会館」を所有する県教育会館維持財団は29日、会館と敷地の売買契約を新築マンション分譲などを手がけるフージャースコーポレーション(東京都)と結んだと明らかにしました。2025年8月に引き渡し、翌9月から解体される見込みだそうです。
同財団などによりますと、会館は1931年完成で地下1階地上3階建てで、中央公園に隣接しています。戦時中に空襲で焼け野原となった鹿児島市街地では、戦前の建築様式を伝える貴重な建物となっている一方で、老朽化が進んでいました。会館と敷地は4億円、駐車場として使われている城山町の土地と合わせて計7億円以上で売却予定でした。
財団は当初、「貴重な建築物で街のシンボル」として、維持活用を条件に売却先を探しましたが見つからず、解体前提の売却に変更していました。現会館に入る県教職員組合など7団体は、下竜尾町に建設中の新会館に来年移転します。
【2024年11月 日本銀行鹿児島支店 鹿児島県金融経済概況より】
【概要】
鹿児島県の景気は、緩やかに回復している。すなわち、最終需要面をみると、個人消費は、緩やかに回復している。観光は、緩やかに回復している。住宅投資は、弱めの動きとなっている。公共投資は、大幅に増加している。生産は、弱めの動きとなっている。企業部門の動向を短観(9月<鹿児島・宮崎両県集計分>)でみると、設備投資は、高水準で推移している。雇用・所得環境は、緩やかに改善している。
【各論】
1.個人消費 百貨店・スーパー販売額、家電販売額、乗用車新車登録台数(含む軽自動車)のいずれも、前年を上回って推移している。
2.観光 主要ホテル・旅館宿泊客数は、前年を下回った。主要観光施設入場者数は、前年を上回って推移している。
3.公共投資 公共工事請負金額は、前年を上回った。
4.住宅投資 新設住宅着工戸数は、貸家を中心に前年を下回った。
5.生産 鉱工業生産指数(季節調整済)は、汎用・生産用機械、電子部品・デバイスを
中心に前月を下回った。
6.雇用・所得環境 有効求人倍率(季節調整済)は、低下した。現金給与総額は、前年を上回って推移している。常用労働者数は、前年を上回って推移している。
7.物価 消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)は、前年を上回って推移している。
8.金融面 預金、貸出金とも、前年を上回って推移している。貸出約定平均金利は、前月を上回った。企業倒産件数は、前年を下回った。
【まとめ】
鹿児島県の景気は、緩やかに回復している状態が続いております。一般的にマンションの需要が増えるのは、多くの人が就職や入学などの新生活に向けて動き出す2月や3月頃です。需要が増える時期では価格設定を高めにしても買い手がつく可能性があるため、売り出しのタイミングが大切になります。売却活動に費やす時間を逆算すると、前年の11月から12月頃に動き出すのが良い時期です。転勤などでお住み替えをお考えの方がいらっしゃいましたら、無料で査定も行っておりますのでお気軽にご相談下さい。